自立生活センター・昭島の日常

東京都昭島市でひっそりと(笑)活動している福祉団体。
地域で暮らす障害者の生活サポートや情報提供、移送サービス、障害当事者ピア・カウンセラーによるピア・サポート、
障害福祉サービス等の利用計画の作成(計画相談)などをやっています。

2012年01月

皆様、いかがお過ごしだったでしょうか?
「当事者の日常」担当のKでございます。


1/27(金)保健福祉センターあいぽっくで行なわれた
『ステップアップ連続講座第3回「自己決定」とは』に参加しました。

そこで、個人的ではありますが、感想を書こうと思います。


今年度の連続講座は「障害者の自立生活サポートってな~に?」ということで
基本的には、ヘルパー派遣事業者等を対象としているそうですが、障害当事者の
我々にも為になる話も多く、自分自身の自立生活を考えるうえで、大変参考になりました。

さて、第3回目の今回は上にも書きましたが、障害者の「自己決定」がテーマで、
講師は、幹福祉会理事長の野口俊彦氏でした。
簡単な自己紹介からパワーポイントを使った講座がスタート。

70年代~80年代の障害者運動の中で「自己決定」が叫ばれ、障害者の立場も保護される「客体」から
「主体」へ変化していった様々な歴史など、今まで自分が知らなかった事も多く、
終始、感心しきりでした。(「客体」なんて言葉すら知らなかった…)

印象に残る話がいくつもあります。

その中の一つ「自己決定の種類」の話で、
・どこに住むか?
・いかに(誰と)住むか?
などと一緒に…

・悪事
・危険、過ち(失敗)を犯す理由
当然といえば当然なのですが、
私の頭の中では、一瞬「自己決定」とは結び付かなかず…。

しかし、その直後の「危険を犯す権利と決定したことに責任を負える人生の主体者」
という言葉を聞いて「あぁ!」と納得することができました。

他にも、「尊厳死」は自己決定権なのか?
「自殺」と同じではないのか?
といった話などドキッとする様な内容が多く、改めてこのテーマの深さを実感…。

「自己責任」についての話もありました。

自己責任とは、ただ「自分で決めたから全部自分の責任」という
責任の丸投げ、押し付けの自己責任論とは違い、
危険を犯す権利や失敗をする権利と同じ様に「やり直すことのできる権利」なんだという話でした。

この話を聞きながら、私自身も気が付かないうちに、
周りの人に「責任の丸投げ、押し付け」をしてしまっているかも…
と、考えずにはいられませんでした…。


今回、この講座を受けて、今までの『「自己決定」の結果「自己責任」がある』という考えから、
『「自分自身で決定したことに責任を負える」と考えた結果「決定できる』(「自己責任」の結果
「自己決定」がある)と考える様になりました。

…同時に「自分の考え」をしっかり持たないと「自己決定」も「自己責任」も無いんだという事にも気付き、
少し緊張してしまいまいしたが…。

「自己決定」と「自己責任」皆さんは、どう考えますか?





では、また次回  K









 


 
 
 
 

障害者のヘルパーをするという事とは?
障害者は、どういう気持ちで介助・介護をされているのか?
誰もが1度は考えた事があると思います。

お陰様で、第1回~第3回とも多くの方々にご参加いただきました。ありがとうございました。 
いよいよ来月は最終回の第4回。今後の関わりのヒントになるような何かを見つけていただければと思いますので、より多くのご参加をお待ちしています。
この企画を通して、介助・介護に関わる方々の意識を高め、障害者の地域生活を安定的なものにしていきたいと思っています。


 



 
定員:各40名  参加費は無料です。          



 




学習会に参加希望の方は、こちらの申込書をダウンロードして下さい。
今回のパスは1214(半角)です。




 皆様のご参加をお待ちしています。
 
 

今日は、ステップアップ講座の第3回目。

参加者がどんどんやってくる。
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さて。
どんな内容になるのかな?




by:は
PCより修正済

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